『家族のための統合失調症入門』白石弘巳
価格:1,760円 |
参考になった度:★☆☆
「入門」と書いているけど、本の厚みもあるし字も細かいし、文章が沢山書いてあるので読み通すにはかなり気合が必要(苦笑)
前兆気から慢性期まで家族のかかわり方についてのアドバイスが書いてある。一度読んで身に着くものではなく、その時々で何度も繰り返しページを開いて確認した方がよさそう。
■批判的にならないために
→本人と病気を区別する
■本人が攻撃的なとき
→家族が高望みをしていないか。本人と家族主治医の間で無理のないプランが共有されているか確認する。今の病状で可能と思われる目標を決めたら、できるようになるまであきらめずに続けることが大切。
■本人の話をよく聞く
→攻撃的な人は「怖い人」ではなく「不安の強い人」。本人の話をよく聞き、その真意を理解しようと努めると、本人の怒りや不安が和らぐことが多い。本人がこの話をするのはなぜなのかと考えるようにすると余計な対立を避けることができる。
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『統合失調症 正しい理解とケア』白石弘巳
患者のための最新医学 統合失調症 正しい理解とケア 改訂版 [ 白石 弘巳 ] 価格:1,540円 |
同じ著者の本だが、一つのトピックについて見開き2ページぐらいにコンパクトにまとめられていて、字も大きいしイラストや図解が多様されていて読みやすい。統合失調症の全体的をざっと把握するのに最適な一冊と感じました。