日曜日の午後、交番より息子を保護していると突然の連絡。
これが青天のヘキレキの始まり。
でも思い返してみれば実際はそうじゃない。
大学休学したいとか実家に帰ってきたいとか、そういう話は何度かしていた。
気分の浮き沈みがあるのは分かっていたし少し鬱ぽい感じもあったけど、しばらくしたら調子が戻って普通に生活してたし、まぁ青年期によくある将来の悩みでしょ?ぐらいに取り合っていなかった。
もし大学を休学したり退学したとして、じゃぁ何やるの?
始めた一人暮らしはどうするの?こっち帰ってくるの?
って聞いても何もやりたくないっていうし、ニートになられても困るし、とりあえず大学は卒業してよって気持ちがあった。
息子も実際に休学したり退学したりしてレールを外れる勇気もなくて、とりあえず大学生活を継続していたと思う。
離れて生活しているから細かくは分からないけど、そんな感じで過ごして行くうちにだんだん状態が悪くなっていたんだと思う。
で、交番からの電話では
「息子さんが怖くて家に帰れないと言っています」
統合失調症による幻覚や幻聴で怖かったんでしょう。
でも実は、この電話もらった時点では私はまだあまりピンと来ていませんでした。
暫くして友人が交番まで迎えに行ってくれて帰宅したとのこと。
どうしたんだろうな、大丈夫かなと思いつつも、そこまで深刻に考えていませんでした。