統合失調症の息子との日常

「統合失調症の子」の親になったひとの記録 あと夫の抑うつとか介護とか

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息子が英語塾に行きはじめた

統合失調症陰性症状で自宅療養中の息子。

 

本人が大学に復学した時に授業について行けるように英会話ではなく文法(長文)をやりたい、アプリとかオンラインとかではなく通学したいというので、年明けから週一で英語塾に通い始めました。

 

塾側には統合失調症という病名は伏せて、病気の後遺症で認知能力やコミュニケーション力が低下しているため大学を休学していると説明してあります。

 

初回は年末に体験授業に参加しました。現在の英語レベルを確認するため、レベルの異なる英文をいくつも用意されて、センテンスごとに発音しながら訳していきます。

 

簡単な文章からだんだん難しい文章になって、大学入試レベルの英語力は維持しているようでした。大学入試の勉強を通じて長期記憶になった知識はある程度残存している様です。

 

「今までしっかり英語を勉強してきたのが分かりますよ」と講師の先生に褒めて頂き、本人も気分が良かったようで入会して継続することにしました。

 

年明けて1回目の授業から帰って来たら、案の定「もう行きたくない」と言っていました。今の息子は、何につけ「やりたい気持ち」と「億劫に思う気持ち」がせめぎ合っているようです。

 

英語塾については、本人の意思で始めたことなので無理強いするつもりは全くありません。ただ、欠席する時は自分で先方に連絡を入れるように言い聞かせました。

 

2回目の授業は行けたかな?欠席かな?と思いながら仕事をしていましたが、帰宅して確認したら片道30分歩いてきちんと出席してきたとのことでした。一応やる気はあるようです?

 

親としては休学期間が満了しても遠方の大学への復学は無理だと思っているので、「英語の勉強」と言うよりは、決まった場所に週1回出かける日課をつくるとか、息子が統合失調症だと知らない人とコミュニケーションをとる練習といった、社会参加へのリハビリの意味でとらえています。