統合失調症の息子との日常

「統合失調症の子」の親になったひとの記録 あと夫の抑うつとか介護とか

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『愛着障害の克服』岡田尊司

愛着障害の克服 「愛着アプローチ」で、人は変われる [ 岡田尊司 ]

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感想(5件)

参考になった度:★★☆

 

筆者によれば、うつや発達障害統合失調症といった心身の不調や対人関係の困難が「愛着アプローチ」で改善するケースがあるとのこと。

 

今まで読んだ本では、統合失調症の原因は、本人の持っている気質(脆弱性)とストレス負荷という説が有力で、「遺伝」や「親の育て方」は余り関係ないと説明しているものが多かった。

 

親の立場としては、第三者に「親の育て方は関係ない」と言ってもらえると罪悪感が薄まり、救われる感がある。とはいえ、我が家の場合は青年期に発病しているので親の育て方・接し方の影響は少なからずあるだろうなと思っている。

 

息子に対しては、それなりの愛情をもって子育てしてきたつもりではあるけれど、必要十分の愛情を与えられていたのかと問われれば自信がない。結果、息子側からみれば十分に愛された感が得られておらず、しっかりとした愛着が形成されていないのではないかと思う。

 

筆者の提案する「愛着アプローチ」の実践で息子に愛着が育めれば、統合失調症にも何かしらの良い影響がありそうな気はする。

 

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愛着を形成する方法

・ありのままを受け入れる

・求められたら応える(素早く反応する)

・気分やしぐさ、声のトーンを合わせる

・求められていないことは言わない

・余計な発言や助言より、無心になって聞く