統合失調症の息子との日常

「統合失調症の子」の親になったひとの記録 あと夫の抑うつとか介護とか

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精神科訪問看護ではどんなことをしてるのか

日中は暑いですが、朝晩は涼しくなって秋の気配がしてきましたね。先日は庭の彼岸花が育って蕾をつけているのに気が付きました。

植えて育ってているわけではなくて庭に自生しているので、普段はすっかり存在を忘れているのですが、毎年必ずお彼岸が近づく頃に、突然に太く真っ直ぐな花茎をスッと伸ばして蕾をつけ、気が付くとパッっと鮮やかな朱色の花を咲かせ強烈な自己主張をします。

 

彼岸花という花は、名前から「彼岸(あの世)」を連想させるし、血のような朱色の花だし(我が家の庭には白い個体の花も咲きますが)、見るたびになんだか少し怖いような、畏れ多い感じがする花だなぁと思います。

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さて、話は変わって、今回は統合失調症の息子の訪問看護でどのようなことを行っているのか書きたいと思います(基本、私は同席していませんので息子から聞いた範囲で)。

 

うちの場合は、息子が中学生の時に認知症の義父の介護からの看取りまで自宅で行っていた過去があり、主治医が往診に来たり、看護師さんやヘルパーさんが自宅に出入りするが日常だったり、現在も義理父姉(93)の所に毎週在宅リハビリ(理学療法士さん)が来ていたりする生活なので、看護師さんが家に来ることを違和感なく受けれいます。

 

息子の訪問看護には毎週木曜日の午前中に30分間で来てもらっています。最初にバイタルチェックがあります(血圧・脈拍・体温・酸素飽和度)。数値は看護師さんの業務スマホのアプリに入力し、本人にはその場でいくつだったかは教えれくれますが、家族向けに記録を残してくれたりはしません。私は記録表を自作してその場で息子に書くようにお願いしています。

バイタルの記録

次に体調ではどうですか~?寝れてますか?食べられてますか?お薬は飲めていますか?困っている事や気になる事はありますか?といったヒアリングが一通りあります。最近息子は夜寝ているときに「こむら返り」をする事が多いのでそれを聞いてみたら「水分を取った方がよい」と言われたそうです。

 

あとはこの1週間でどんな事をしたかとか、雑談ぽい話をして、それでも間が持たないと二人でダーツをしたり、柔らかい室内ボールでサッカーのパス練習の様な事をしたり、ボードゲームをしたりしているそうです。

 

半分遊んでいる感じですが、初回面談の時に「友達だと思ってなんでも話してもらって良いです」っておっしゃっていたので、多分これで良いのだと思います。

 

毎月「精神科訪問看護計画書」というのが渡されます。「目標」と「解決策」はほぼ毎月同じですが、「評価欄」のコメントが少し変わります。恐らく同じような内容の報告が訪問看護事業所から主治医の方にも連携されていると思います。

精神科訪問看護計画書

うちの息子の場合、普段はほとんど家の中にいて家族以外と話す機会がありませんので、週1回で外部の方とお話する機会を持つということ。あと継続的に顔つきや精神状態を第三者目線でチェックしていただけるところに意義があるのかなと思います。

 

因みに費用は法令で定められており、どの訪問看護事業所を利用しても同一金額です。

www.mhlw.go.jp