感じるオープンダイアローグ (講談社現代新書) [ 森川 すいめい ] 価格:990円 |
参考になった度:★★☆
オープンダイアローグとは何か知りたくて読んでみた。筆者の想いが伝わってくる本だった。
オープンダイアローグでは、例えば何があったのか、どうしたいのか、何が怖いのか、何に困っているのか、どんな助けが必要なのか、何を話したいと思っているのか、それぞれが話したいことを話す。
そして、それぞれが他者の話を聞く。話し切る、聞き切ることができるように、話す時間と聞く時間を丁寧に分けて、それらを丁寧に重ねていく。
しかし、実際に大切なのは表面的なテクニックではなくて、自分自身や、相手への向き合い方である。
オープンダイアローグを実践するのは簡単なことではないだろうけれども、本を読んでエッセンス的なものは伝わってきた。
特に、
・対等の関係性で話す
・その人のいないところで、その人のことを話さない
という点は意識してきたいと思った。息子に対しては親という立場ではあるけれどもできるだけ対等な関係で、支配的にならないように思いを伝えたい。
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ちなみに、医療保険の制度内では15分より長い診察をすると経営が立ち行かなくなってしまうとのことでした。なるほどねー。